京大バードマンの誇る最大の天才にして変人、リンダこと林田高志。
「な~に言ってるんすかぁ」「いややわぁ~」など独自の言語感覚はその面白さを理解するのにしばらくかかります。それゆえ、あまりその真価を評価されることが少ない彼ですが、その実、彼は非常に常識的で思慮深い人間であるということはなかなか知られていません。

彼がテレビゲーム好きなのは有名なことで、すでにスターオーシャンもレベル140というやりこみようです。加えて最近は朝バイトをすることも多いそうで、学業、サークルも合わせて割と多忙な生活を送っています。しかしそれでいながら、サークルを休もうという発想は彼にはありません。一応うちは自由参加な訳ですから、バイトのある日くらいは無理しなくてもいいとも思うのですが・・・。加えて、彼は下宿先が近いこともあって、ちょっと人手が欲しいときについつい呼んでしまうんですが、そういうときでも快く来てくれますし。片平と並び、三月中にサークルを訪れるほどの熱心さ、プログラムを使いこなすその頭脳はサークルにとって不可欠ですが、何よりそのやる気が、うちにとって最も必要なものなのかもしれません。

数ヶ月前のことです。当時次期機体の方針について何かと揉める事の多かったうちの代ですが、特に揉めたのが次期翼の設計者で、求められる知識と熱意のレベルの高さから、なかなかやり手がいなかったのですが、そんなときに颯爽と立候補したのがリンダでした。しかし彼は本来の役職はペラ担当です。そちらに影響がでることも懸念されましたから、本当にいいのかとそれとなく聞いてみたことがあるのですが、
「うん、元々やってみたかったし。それに、やっぱねー、いい物を作る上で一番大切なのは、団結力だと思うから・・・。」
と語った彼には、いつもとは違う頼りがいを感じたのを覚えています。

うちのメンバーの中で最も浮いているようで最もうちらしい男、それがリンダなのかもしれません。
全く、梅密や市場がベタ惚れなのも頷けますね♪
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「常識的で思慮深い」はネタだと思った、とミイに言われましたが、基本的にバードマンちょっといい話はまじめに書いてるですよ。ほんとなんだってば。