風邪を引くとだるくて辛いのは皆さん同じかと思いますが、最近ではその辛さにも慣れつつあるあたりが嫌な感じです。人って一人でも生きていけるんですね・・・

でも実際のところどうなんでしょうね、人力飛行機なんかも一人で出来るもんなんでしょうか。
例えばうちなんかは現在実働十五人、んで一年で作ってるわけですから、単純計算、一人でも15年あれば作れる、ということになりますけども。
でもこれには難色を示す人が多いでしょうねえ。まず資金面で、えらい金がかかりますし、知識面でも多様な部所に分かれているのを一人でカバーするのは難しいでしょう。そして何より、様々な人々が積み重ねた歴史があるじゃないですか・・・僕らの礎にはそんな人たちの努力があるんですよね・・・(←OBの皆さん注目~三課長がいいこと言ってますよ)

まあ実際、まず二人いないと桁すら持てませんからね、やはり一人だけで、というのは無理なのかもしれないんですが。
ただ、考えてみると世の中の作業というのはすべて、各個人の作業の集積であるわけで。この間の交流会のときも、居残りだった竹田は(いじめじゃないですよ)一人でリブを作ってくれていましたし。そういうのでなくても、例えば前述の桁持ちや試験飛行も、一人一人が持って保持したり、走ったりという作業の集積な訳です。当たり前じゃないかとおっしゃられるかもしれませんが、でも「十人で物を作った」と「十本の指で物を作った」では、同じ十の集合でもだいぶ趣が異なるように感じられませんか?全員が異なる意識の元に作業している以上、それは「皆での作業」ではなく「同方向の個々の作業のあつまり」になってしまう。
映画や小説なんかでは人が情報連結して一つの意識を共有することで完全な連携を実現する、なんてのがありますが、私たちは別々の意識を持つ以上、やはり突き詰めると「一人きり」なのではないかとも思えます。・・・わー、なんか偉そうな事書いてる~

しかし、実際世の中には愛の共同作業くらいしか共同作業はないとはいえ、だからこそ各個人が主役になれる、ということなんではないでしょうか。工場のラインの機械の一つというのではなく、一人の意思ある人間として、自らの作業で作り上げることが出来た、と誇ることが出来る。それは人が一人であるからこそだと思うんです。・・・わー、なんかかっこよさげな事書いてる~

ま、そんなわけで誇りを持って、一人きりで風邪と闘い、バードマンニッキも更新してますですよ。ゴホゴホ。