三課長のバードマンニッキ

京都大学バードマンチームShootingStars在籍時の、人力飛行機制作に打ち込むさまを赤裸々に綴ったブログ、 になる予定が自分の趣味丸出しになったブログです。 もとのブログが潰れて以来放置していましたが、なんとなく思い立ったので引越しして復活させました。修正・更新はしませんが良ければ御覧ください。 これで携帯にも対応です。 時系列順になっていますので、一番古い記事の人物紹介を一読頂くと他の記事がわかりやすいかと思います。

2005年04月

鳥の手も借りたいが鳥に手はない

どうもこんにちわ、三課長です。
そんなこんなで誕生日も終わってしまいました。メンバーからプレゼントにもらった、漫画×4人分、おっさんグッズ×4人分を小脇におきながら、市場ハンドメイドのいちごのショートケーキ、略して市場メイドショーを堪能させてもらいました。いやあ、あいつの家事が得意なところがたまりません。

今後の予定ですが、順調ならば1日早朝に吉G、そして6日夜から白浜へと出発することになります。えらくハードなスケジュールです。
そんなわけで最近の忙しさったら異常なくらいです。閑職主翼三課すらサービス残業な毎日です。これが大会前とかになったらどうなってしまうのか、とても心配ではあるのですが、まずは目の前から、頑張って試験飛行に無事行って帰ってきたいところです。
最近は忙しいせいか、みんな余裕がなくてイライラしているように感じられます。今みたいな状況では仕方のないことなのかもしれませんが、イライラはストレスがたまるし、作業のミスも誘発するし、それでさらにイライラするといった悪循環に陥るもとですから、できるだけ心に余裕を持っていきたいものです。あせる気持ちを抑え、普段どおりを心がけることが、結局は最もいいものを作れるのですから。
だからさー、もっとみんな仲良くしようよお~、ハハハハ。
と笑うウメミツを見ると、理由のないイライラが込み上げてくるのはどうしてか。

こういうときこそサークルの真価が問われるときです。メンバーを信頼して、頑張りましょう。
そしてこういうときこそ三課の真価が問われるときです。主作業の切断関連はほとんど終わった今、他の手伝いなど雑用メインでやる中でいかに三課としてのアイデンチチーを保つかどうかが大切です。メンバーに信頼されるよう、頑張りはしますが、頑張ると逆効果っぽいなあ・・・。 続きを読む

バードマンちょっといい話 第9話

本日4月27日は何の日か?まぁバードマンニッキを読んでいる人なら分かると思うが、今日は三課長こと位高氏の大切な日、もといバースデイである。今日はそんな彼に代わって私がバードマンニッキを書かせて頂く。

そもそも何故こんな企画が持ち上がったかというと、ある日の工房で
U「三課長の誕生日何する~?」
I「バードマンニッキ書いちゃうとか」
L「それ熱い」
とたった三行の会話で決まったわけではもちろんなく、いつも睡眠時間を削り数時間かけてバードマンニッキを更新している三課長の労力を少しでも分かち合おうと、彼の22回目の大事な日にニッキの乗っ取りを企てたわけである、まる。

さて、今回のタイトルを見てくれれば分かるとおり、三課長はこれまで度々「ちょっといい話」と称して、彼の同回生のメンバーのことを語ってきた。そのたび、我々は自身でも気付き得なかった自分のことを知らされ、驚嘆したものだった。彼は何故これほどまでに私達のことを知っているのだろうか?それは彼が「大人」だからだろう。

もちろんそれはただ年齢のことではない。彼の言動、振舞いは落ち着いた熟年の男性のそれであり、我々はふとした時その事に気付き、はっと息を飲むのである。その父性を本能で感じ取った私のような者は、次第に彼に懐き好きになっていく。そんな人間が彼の周りにはいつも集まってくるのだ。

大学という寒々しい環境の中、まるで彼は一本の大樹のようにそこに存在している。その傍へ訪れる人々は、木登りをする少年、鬼ごっこをする子供達、木陰に瞑想する青年、果実を捥ぐ動物、幹にもたれる恋人たちなど、実に様々である。その全てを遮ることなく、彼は受け入れるだろう。そして彼は自分を愛する、自分の愛する多くの人々にかこまれながら、その枝葉を伸ばすのだ。彼の許に集まった9人の仲間達と過ごすように。

何かと理由をつけて皆が彼の部屋へ行くのは、彼が私たちの全てを赦し、受け入れてくれるような、そんな気がするからかもしれない。

22歳の誕生日おめでとう!

追伸
14人の仲間達からお祝いのメッセージが届いております。三課長ならどのメッセージが誰からのものかもちろん分かってもらえると思い、失礼とは思いますが名前を伏せクイズ形式でお送りさせて頂きます。他の方々も、自分がどの程度他のメンバーのことを分かっているのかのパラメータとしてお試し下さい。例によって反転させて下さいネ。

・体には気をつけてね(片平)
・ストレスためんように(ボス)
・長生きしてね(玉井)
・桂行っても位高邸行きます(安原)
・今度は寝袋もって行きます(林田)
・健康と頭皮には気をつけて(竹中)
・自虐に走ると若さを失いますよ(梅津)
・いのちだいじに(ミィ)
・愛してます(市場)
・後部胴がんばって(竹田)
・最長老様、ドラゴンボールどこですか?(菊谷)
・三課はオレにまかせろ!多分(劉君)
・17本目からは~一緒に火をつけたのが~昨日の~ことのように?~(梅原)
・これからもニッキおねがいします(鈴木) 続きを読む

クイズ年の差なんて

熱力学の授業を聞きながら、「ふ、僕の中で君というエントロピーが増大し続けてしまってるのさ」とかどうでもいいことばかり考えてるのはいかがなものかと思う、今日から22歳三課長ですこんばんわ。

ああ、しかしもうこんな年ですか・・・。まあ大局的に見るならば、現状最年少のヤスハラとて高々19ですから、さほど離れているわけではないんですがね、そうはいっても世代のギャップというのは感じます。
「まあ年はいってても心は十代だし」
「何いっとんの、外見30代のくせに」
「ユキオには言われたくないんですけど」
「所詮誰もリンダのわかわかしさには勝てへんし。」
「会長が夢見る少女だというのは譲れないなあ」
「ウメハラの体内年齢には触れないでやってくれ」
と議論しててもですな、やはり年を取っていくという事実は変わりませんよねえ。
こうやって飛行機作ったりとかできるのも、あと少しなのかなあと考えると、多少寂しさも感じてしまいます。

しかしこの年になると、年を取ることにあまり感慨がなくなってくるというのもありまして。昔は、年を取るごとに新しいことが始まる、という感覚で、小学校や中学校に入ったりということに期待や不安を覚えたものですが、既に成人を過ぎた今となっては、誕生日というのはそれほど節目として意識されるものではなくなったように思います。
ですが、今年だけは。バードマンとして迎える、最後の誕生日。そして、大会に挑戦できる、最後の年。そう考えると、昔のような想いが、久々に心の内に蘇ってくる気がします。

・・・どうでもいいねんけどやぁ~、「Happy birthday to ミイ~」って自分に歌うと俺なんだかミイなんだかわかんないんだわ。・・・ま、そんだけなんだけど。つーか自分で歌うのって寂しすぎな気もするんだけど。 続きを読む

あなたの愛は重いのよ

「ああん、もう自分を抑えられないの!お願い、私をめちゃくちゃにしてえっ!会長~!!」
「・・・別にいいけど?」釘を打つ手を止めて会長が振り返る。
「や、ちょっと困る。」
             ~新鳥社刊「理性と欲望のあいだに」より抜粋~

いやあ、しかし忙しい。覚悟はしていましたけれども、修理やらなんやらで午前様となる日も多いです。やはり書類に受かったことで生じるプレッシャーみたいなものもありますし、踏ん張りどころですね。老体に鞭打って頑張ります。
さて次回吉Gですが、当初30日の予定でしたけれども部材の発注ミスなんかがありまして、多少遅れそうです。GWですので多少は融通が効くのはありがたいですね。7日の試験飛行にはきっちり仕上がった状態で臨めるようにしたいところです。

今日菊谷や鈴木に話を聞いたところ、
「バードマンニッキですか?軽い話のときは読んでますが、なんか重いテーマを長々と語ってるときは読み飛ばしますね♪」
ということだったので、本日は「軽い」ことについて、長々と重苦しく語ってやろうと思います。

ご存知の通り、軽量化は我々の最重要命題です。1gでも軽い機体を作ることが、ロングフライトに繋がるからです。
しかしこのことは非常に難しい点で、軽量化が必ずしも良いことではないという見方も多分にあるわけです。
分かりやすい例を言うと、長野五輪スキージャンプ金メダルの原動力となった船木選手。五輪後のルール改正で小柄な日本選手は不利になったのを受け、日本は彼の体重を落とし軽くすることで飛距離を伸ばそうとしました。指示に従い船木選手は十キロ近い減量に成功します。しかし、そのことによってジャンプの脚力も大幅に減少、結果としてあまり記録を伸ばすことはできませんでした。

我々も、パイロットの減量は筋力と持久力低下につながり、機体の減量は耐久性を失い悪条件に弱くなる危険性があります。軽量化は最高性能を引き上げる代わりに、汎用性を失っていく諸刃の剣だといえるでしょう。
一昨年の大会では、日大を始め多くのチームがポテンシャルの高さを見せつけました。しかし、去年の大会では逆に、その脆弱さも浮き彫りになりました。
太平洋戦争初期、その軽さをもって圧倒的性能を誇ったゼロ戦も末期には米機に後れを取ったように、人力機も軽量化のみではいけない時代となりつつあるんではないでしょうか。

しかし今年の片平にしろ来年の菊谷にしろ、体重に差はあれ非常に「軽い」奴であるというのが、かなり不安であるわけですが。バードマンニッキをもっとちゃんと読んで、重みのある人間になりなさい。 続きを読む

祝!悲願達成

えー、本家HPのトップページはご覧いただけましたでしょうか。
ということで本日、会長宅に大会審査書類の合格通知が届きました。

いやしかしですよ皆さん。
まだ出場できることになっただけです。機体も雛形は出来上がってきたとはいえまだまだ完成度は低く、今後の試験飛行などで重大な破損が発生する危険もありますので、まだまだ安心も出来ません。
我々の最終目標は大会で対岸クラスの長距離を飛ぶことにあるわけですから、出れるというだけでわいわいおおはしゃぎしたりせずにですね、当然だと冷静に受け止めて今後さらに意欲的に作業に取り組むことが大切だと



宴だぁ!!野郎ども!!!!
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