三課長のバードマンニッキ

京都大学バードマンチームShootingStars在籍時の、人力飛行機制作に打ち込むさまを赤裸々に綴ったブログ、 になる予定が自分の趣味丸出しになったブログです。 もとのブログが潰れて以来放置していましたが、なんとなく思い立ったので引越しして復活させました。修正・更新はしませんが良ければ御覧ください。 これで携帯にも対応です。 時系列順になっていますので、一番古い記事の人物紹介を一読頂くと他の記事がわかりやすいかと思います。

2005年05月

糖分は控えめに

どうも~お久しぶりです。三課長です。
眠いですね。とにかく。全然寝たりません。疲れ溜まってるんだなあ・・・

誕生日ネタは止めとこうかなあと思ったんですが。やっぱり書くことないんで書こうかな、と。
各自気合の入ったプレゼントを用意していましたが、私はどうにも考えるのが面倒くさかったので、ごく普通にケーキにしました。三人分25個(予定内訳、ミイ5、ウメハラ5、会長15)。まあ当然みんなで分けることになるんだろうなと思ってましたが、会長やミイは「まあ本気出せばこれくらいなら・・・」などとのたまっていました。人体の神秘にはしばしば驚かされます。

しかし突っ込まれなかったのが幸いというか。まあ金銭的にはさほどお高いケーキではなかったので大丈夫ではあったのですが、小学生の女の子からおばちゃんまでいろんな人が購入していく横で、どれを何個、どれだけ買うべきか、今日ミーテだから人多いかなあ・・・でも本人たちの分各自3つはあったほうがいいだろうし・・・何っ、ここでそれが割引になるなんて・・・と、ショーケースをずっと睨みつけながら30分ほど悩んでいた身としては、なぜ通報されなかったかが不思議なくらいです。

さて、ここからは専門的な話になりますがこのたびの試験飛行。今回は天気もよく十分な回数を行うことができました。
多少のトラブルはありましたが組み上げも順調で、機体破損もほとんどありませんでした。ミイがちょっと破損しましたけど。
機体のバランスは、かなり合ってきた様子です。多少頭上げ、下げになることはあるものの、スムーズに飛び立てるようになってきました。
問題は操縦面と出力面です。どうも出力が多少足りないのだそうで、ギア比を変えて回転数を調整する必要がありそうですね。それとどうにもラダーの効きが悪く、左右のブレの修正がスムーズに行きません。ただ、だからといって大きくしたりするわけにも行かないので、工夫が必要です。

ちなみに私も腰を痛めました。この年で爆弾抱えるのはすごくヤな気分です。抱えるのはたくさんのケーキだけにしておきたいものですな。
はあ、そうですか、その姿自体犯罪ですか。 続きを読む

トラック引退は何時の日か

これはバードマンニッキですが私は既にバード人末期ですなこんばんわ三課長です。

何のかんので今週末、早くも第二回試飛であります。今回は笠岡への行程となりますが、今年は初めてですので緊張しますね。
しかしこう着々と予定が消化されていくのを感じるたび、本番、そして引退が着々と迫っているのを感じますねえ。この間竹田と話していて、「もう残り一ヵ月半しかないんやね~」と聞いてはっとしました。もうそれしかないんですねえ。
そんなことを思うと、脳裏にはこの二年間の楽しかった、時には苦しかった思い出がありありと走馬灯!?もしかしてもうすぐわしゃ死ぬのかね?

そういえば引退より遥か前、一週間ほどで会長、ミイ、ウメハラの[HeadとHeightが反比例~ズ]の誕生日がまとめてやってくるのでした。しかし誕生日ネタは「ウメハラの誕生日消滅計画!~幼子はあどけないままに~」などなど以前色々と書いたので今回は見送りまして、逆に死ぬとき、「散り際、引き際」について。

なんか縁起の悪い話題ですが、先に述べたとおり、引退も迫っていることですし。特に大会という舞台で終焉を迎える我々としてはこれは重要なポイントだと思うわけですよ。
普通に死ぬ場合にしても、川で溺れて溺死とか、某お嬢様に大阪湾に沈められて溺死とか、そういうどうにも悲惨な死に方はしたくないじゃないですか。安らかに眠るように死に落ちるとか、誰か愛する人をを庇って撃たれるとか、こう最後にふさわしい展開がいいなあと。
であるからして、引退のときもこうドラマが欲しいですねドラマが。無論大会新記録で華々しく優勝が理想的といえばそうですが、まあそこまで高望みしなくてもですね、最後に「俺は太陽を目指す!」とか言い放ってアップをフルに切るとか、「永遠に飛び続ける!」とかのたまって自爆するとか、流氷にぶつかった後で恋人を残し冷たい水の底に沈んでいくとか、そんなのがいいな♪(いやいや、別に死ねってわけじゃあ・・・)

竹田との会話で、彼は「引退したら、きっぱりやめてサークルにはほとんど顔を出さないようにするよ」とも言っていました。
集大成たる今回に最善を尽くし、結果はどうあれそれを最後にきっぱりと引退し、後は次の信頼できる後輩たちに託して、未練があっても余計な口出しをしたりせずに「引き際」を間違えないようにしたい・・・。彼の言葉には、そんな想いが込められているように感じました。

ですからそれに続く「だってやぁ、作業とか手伝ったりするのめんどいやん?」なんて言葉は耳を右から左に抜けていきましたですよ?
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まあ片平が2gくらいだったらいけるかな

「健全な精神は健全な肉体に宿る」はえてして正しい言葉かもしれないと最近思い始めた不健全三課長です。でへへ。

件の列車事故からしばらく経ちましたが、いまだに新聞の一面を飾るところから見ても、あの事故が世に残した傷跡は相当なものだったんだなあと思わずにはいられない今日この頃です。
あの後、「安全性」というのが非常に取り沙汰されるようになりました。正直、やりすぎなのではないかと思えるくらいシステムの見直しや安全装置の設置を行っていますよね。近日再開される、米のスペースシャトル打ち上げもそれ以上なくらいの気の使いようなのだそうです。あのコロンビア号の事故の衝撃はやはり相当なものだったということでしょうか。

さて、視点を転じて我らが鳥人間コンテスト、これも一歩間違えば死・・・というほどではないにせよ、危険を伴う大会です。なので我々の機体も安全性を重視した設計にしてみましょうか。
まず骨格を成すのはCFRPでは少々不安なのでチタン合金に変更しましょう。逆に高速回転するプロペラは危ないので無骨格の発泡スチロールあたりがいいですね。翼の支えも不安なので張線も上下左右10本ほど増やして太くしたほうがいいですか。待機時の安定性のため前輪後輪ももっと重厚できちんとしたタイヤにするのがベストでしょう。後は最も重要なパイロットの安全性のため、コクピット周りに緩衝材を多数配置してエアバッグと救命胴衣、酸素ボンベも積めば問題なしですね♪
・・・言うまでもないですが大問題です
おそらく、JRは今のままでも99.99%は安全でしょう。今回の対策でそれが99.999%にはなるかもしれませんが、結果として能力が大幅に減りコストも異常にかさむことになります。しかし、人命に関わることですし、命に値段はつけられません。その辺りは賛否両論あるところでしょう。

ただ確実なのは、事故を防ぐ意識だけは忘れてはいけないということ。我々もとかく飛距離にこだわりがちですが、もし大きな事故が起これば、最低でも大会廃止、ひいては人力飛行機の歴史に幕を引く、なんてことにもなりかねません。
まさかそんなことはないだろう、とは私も確かに思います、が。あの列車事故も起こる前はそう楽観されていたことも、また確かなのです・・・。

第二回試験飛行も間近です。某Mイさんの親御さんは、あの事故に京都にいるMイが巻き込まれたんじゃないかと心配するほどの気の使いようでしたが、徹夜&重労働明けにトラック運転する私とヤスハラにもそれくらい気をつかって欲しいなあと思いながらも、へこへこして会長の肩を揉む今日この頃です。
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飛行機は美しい

うぅ・・・またしても風邪をひきました。なんかサークル内でも大流行です。試験飛行前とかじゃなくて良かったですけども。
しかしなんか風邪引くのはいつも決まった顔ぶれですな。それほど免疫機能に差があるとも思えんのですが・・・。ああ、バカになりたい。

HPデザインが一新されましたね。かっこよくていい感じです。・・・まあ、バードマンニッキが分かりにくい位置に来たあたりにちょっと悪意を感じますが。
閑話休題、こういったデザインなどをかっこよく作るのはやはり難しいものです。自らのセンスが問われますものね。余談ながらうちの妹は美大生なんですが、あのセンスには感心させられます。
以前も言ったことがありますが、飛行機作りには理論や正確さのほかにひらめきやセンスも必要だと思います。ただ数値的なだけでは、良いものは作れません。人間ならではの感覚を織り込むことも必要なんではないでしょうか。
ただそうは言っても、理系人間の多いうちのサークルですので、皆センスがあるか、と問われると?というところです。センスに欠ける人もいるような気もします。

ということでチェックしてみましょう。
あなたは右脳派か左脳派か!?
私はどちらでもない中間的な脳でした。まあどちらにも優れているということですかね・・・こらそこ、中途半端とか言わない。

さあ誰が右寄りで誰が左寄りなのか!?
え?意味が違う?いやまあ、活動場所吉田寮だし? 続きを読む

オイシい話募集

最近欲しいもの。
単位。
お金。
一人の週末。
・・・孤独が恋しい。うちのメンバーはなんて暇なんだ。

まあそんなわけでですね、これから試験飛行やらなんやらで出費の多くなってくる時期です。財布の中身も寂しくなってくる頃ですね。
金は天下のまわりもの、とはいえやはり、日本人としては少しは貯め置きたいとは思ってしまうところです。
ですが、やはり出費を抑えるのには限界があろうというもの。となると、ここは収入のほうを増やしたいところですが、養われの身である私たちではやはり限界があります。バイトするにしても時間や体力を使いますし、忙しいうちとしてはなかなか難しいところ。

そこで思うのが、「バードマンでお金儲けできないか?」
基本的に我々は、鳥コン主催の読売の意向で、スポンサーを取って機体にロゴを入れたりといった行為は禁止されているので、他から収入を得ることは出来ません(もっとも、他大には宣伝なしでいいという奇特なスポンサーがいるところも多いようですが)。
そこで何か他にいい方法はないか。例えば架空チームで出場してその権利を水面下で売買するとか余剰の部材を売買するなんてのはどうでしょう。人力飛行機は似たような部材を使うチームが多いですから、作るのが面倒な割にチームごとにさして特長が出ないような、上面スライスとかそういった部材は大量生産して売りさばけば、儲かるし苦労せずにいい部材が手に入るからいいのではないか?
・・・と考えましたが、なんか納期に迫られてスライスをひたすらせっせとやっている自分の姿なんかが思い浮かぶのでヤな感じ。

大規模にやるならば、大会を自分たちで開いてしまう、というのもいいかもしれません。鳥コンは、有名になりすぎたがために異常な競争率になってしまっていますし、大会ルールも厳しくがんじがらめなところがあるのも事実ですので、もっとフリーな全員参加可能な大会をプロデュースする、と。我々には記念飛行を行ったノウハウがありますから、それが生かせるとおもいますし。
テレビに映れないというかなりのデメリットはあるものの、落選したけどせっかく作った機体でちゃんと記録に残るフライトをしてみたいと思うところは多いはず。滑走路やボート等が用意できなくて断念しているところは多いと思いますし。逆に鳥コンは高いところから飛び出すがためにギネスなどには認定されないというところを逆手にとり、審査員を呼んで、もし大フライトが出来ればギネスに載る!とかするといいかもしれません。いや、むしろパクリの多いTV業界、他局に企画を持ち込むとか・・・夢は膨らみますねえ。えっへっへ。

神聖な人力飛行機で汚らしい話をするな、と思う方もいらっしゃるかもしれませんけれども、やはり先立つものはどうしても必要ですし。人力飛行機の更なる発展には、いつまでも自己負担に頼らず、そういったアイディアを考えることも必要なんじゃないかと思うわけですよ。

ハッ、面白くてためになるバードマンニッキを本にして出版すれば!?ミリオンセラー間違いなしで夢の印税生活がっ!!
と、安売り79円のカップ麺をちるちるとすすりながら妄想する三課長(22歳独身)なのでした。
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