三課長のバードマンニッキ

京都大学バードマンチームShootingStars在籍時の、人力飛行機制作に打ち込むさまを赤裸々に綴ったブログ、 になる予定が自分の趣味丸出しになったブログです。 もとのブログが潰れて以来放置していましたが、なんとなく思い立ったので引越しして復活させました。修正・更新はしませんが良ければ御覧ください。 これで携帯にも対応です。 時系列順になっていますので、一番古い記事の人物紹介を一読頂くと他の記事がわかりやすいかと思います。

2004年08月

うちらは意外と京大生

今日で八月も終わり、私らはやっと休みの折り返し地点ですが、小中学生なんかは今日が休みの終わり。頑張って宿題片付けるのに必死になっている頃でしょうか。9月に入っても、しばらくは休み中と、久々の学校生活とのギャップに戸惑うことでしょう。先生も苦労しそうです。

と、言うことで、今日は「ギャップ」について。…だんだん話題への前フリが上手くなってきた自分がなんとなくやな感じです。
個人的な考えですが、このギャップという奴は非常に生活において重要な要素でして、その人(あるいは物)の印象に大きく影響するものだと思うのです。例えば、女子マラソンの野口さんはあの小柄な体格でものすごい大食いだ、とか、風呂場や流し台は綺麗に見えて雑菌が多い、とか、そういう意外性があると、それの与える印象はとても深く、他の特徴も際立たせてくれる感があります。
「あの人はかっこよくて性格もいい」だと単なるそこらにいくらでもいる「いい男」ですが、「あの人はかっこよくて性格もいいけど、ちょっと甘えんぼなところがある」となると、ぐっと印象的になる感じで、キャラクターが分かりやすくなります。「~に見えて意外と」というのはその人を語る上でとても使いやすい表現なんですね。
人力飛行機もそれを使えるから魅力が大きい。
「あんなに大きいのに、意外と軽い」「動力は人なのに、意外と飛ぶ」
そんなギャップが私たちを引き付ける理由のひとつだと言えるでしょう。

そういう点でうちのサークルも、魅力的な人材がそろっているわけですよ、梅原はああ見えて超名門のご子息、市場はああ見えて少女漫画好き、片平はああ見えて恋愛にはマジメ、ユキオはああ見えてあのまんま

~三課長のワンポイント文章テクニック~
この「意外と」を使う場合、後の文が強調されることに留意してうまく使いましょう。すなわち、
A「会長はかわいいけど意外と気が強い」
B「会長は気が強いけど意外とかわいい」
この場合Bのほうがいいイメージなのが分かっていただけると思います。場合によって上手く使い分けるようにしましょう。
ちなみにテクニックという名目でさりげなく「かわいい」と褒める、その辺も重要なテクニックですね♪
続きを読む

すいませんアホでした

長きにわたって、暇な大学生の睡眠時間を削り取ってきたアテネオリンピックも、ついに今日で閉会です。いやあ、今回は日本人選手の思わぬ活躍で、非常に楽しませてもらいました。

しかしオリンピックというのはいつも思うんですが、どうしてこんなにも盛り上がるのでしょう?世界選手権やワールドカップなど、他にも世界の一流選手がしのぎを削る場がないわけではありませんのに。
四年に一度しかないからでしょうか?長く続く伝統的な大会だからでしょうか?聖火という印象的なシンボルがあるからでしょうか?
私が思うに、オリンピックは象徴的な大会「である」のではなく、私たちが象徴的な大会「にしている」のではないでしょうか。何を訳の分からんことを、と思われるかもしれませんが、つまりはこういういうことです。
子供の頃、私のような学門肌であれば将来の夢は「ノーベル賞」、運動肌であれば「オリンピック」というのが、代名詞であったように思えます。…まあつい最近までMIT入るとか言ってたアホもいますけど。ともかく、そういう将来達成したいと思うに足りる、分かりやすく確たる目標が、人には必要なんだと思います。その対象としてオリンピックはとても適していたということでしょう。だからネームバリューにおいて世界選手権はオリンピックに勝てないし、フィールズ賞はノーベル賞に勝てないし、京大も東大には勝てないのではないでしょうか(まあ志は高く、ですが)。

しかしこのことには危険もあって、今回も多くの有力選手がメダルを逃したように、大きすぎるプレッシャーによって必ずしも最高の競技ができるわけではないのもまた事実で(まあそのプレッシャーも含めて実力という考え方はありますけれども)、ノーベル賞も最も優れた論文がとるわけではありませんし(そもそも数学とかないし)そういう「最も象徴的な目標」を作ってしまうとそればかりに目がいってしまうことになりかねません。

鳥コンはそのもっとも的確な例だと思います。あの大会は時間の都合上出場機体数が大きく限られますが、だからといって出ることのみを至上目的とし、最高の技術の粋を尽くした機体でなく、安易に特異なTV的に目を引く機体を選択してしまうことになっては悲しいです。所詮は娯楽番組、しかし人力飛行機の知名度を決定的に上げた大会として、出たいという気持ちもやはりあるのですよ、難しいですね~。

どこかの局が類似番組の一つも作ってくれませんかねえ。鳥人間コンクールとかバードマンコンテストとかバードマンステーションとかビワコ横断ウルトラバードとか笑って鳥コン増刊号とか…そろそろ訴えられますかね?
続きを読む

実は見逃した…

今日、いやもう昨日か、は鳥人間コンテスト放送日でした。皆さんご覧になりましたか?
まあそんなわけで、今日は久々に飛行機の話(非常に問題)でもと思いましてBBSでも話題になった二宮忠八の話でも。

まあでも彼の業績を一つ一つ追っていってもしょうがないのでその辺はgoogleしてください。簡単にまとめると、カラス型模型飛行機作って飛ばして、人が乗れる玉虫型飛行機を設計し、軍上層部に却下されて、自力で作ろうと金ためてたらライト兄弟に先を越されて、あきらめて後世飛行神社作ったという感じです。
実際「飛行機」の開発という点で見ると非常に彼は先進的で、もしかしたらライト兄弟より先に飛行機作れたかもということで日本人が世界初だったんやぞと割と英雄視されています…
が、
そこはあまのじゃくなバードマンニッキ、そんなありきたりに「すごい人ですね」で終わったりはしません。

確かにカラス型飛行機にいたるまでの発想は非凡なものがあります。固定翼ペラ推進に目をつけたのは素晴らしいですし。
しかし、一般にライト兄弟より早かったかもしれないと言われる「玉虫型飛行機」は足こぎ型です。…そう、人力です。まあ確かに私たちは人力飛行機でのフライトを目指し、実際成功させているわけですから、人力飛行機自体は問題ないですが、形状から考えると人力で飛ばせたとは考えにくい。そもそも当時は今あるような軽い材料や抵抗の少ない駆動計もありませんでしたしね。

それに当時の軍上層部に先見の明がなかったかと言うとそれもどうかというところで、そもそも戦時下でそういう上申は一杯なされるわけですよ、それこそ突拍子もないものが続々と。軍資金にするため徳川埋蔵金を掘らせろだの超高威力の爆薬を開発して見せるだの。当然それぞれたっぷりお金がかかるわけですからおいそれとGOサインなど出せない。そんな中「人が鳥のように飛べるようにして見せます、だからお金ちょーだい」というのを相手にしなかったからといってそれは責められないでしょう。
そもそも「先見の明があった」なんてのは後付けの定義ですからね、たとえどんな先進性を持った指導者だろうと、成功を生み出せなければ「変な案に金を出したバカ」で片付けられてしまいますから。
…余談ながらそういった意味で最も先見の明があったのはかのヒトラーで、ジェットエンジンやロケットエンジン、原爆も研究させていました。ただ彼はむしろ片っ端からやっていた感があって、UFO開発とか超大型戦車とか超能力者軍団とか訳分からん研究もさせてたみたいですけど。

まあとは言ってもその「玉虫型飛行機」、今の技術で実際に作られ、エンジンつきでなら見事に飛んだそうです。その点、彼の凄さは疑いようがないことは言うまでもありませんけれども。

…余談その2ながら二宮忠八は飛行機のみならず製薬業界でも大きく成功した人物で、非凡さがうかがえるのですが、私も一人、航空技術と薬学、両方に興味を持つ人物に心当たりが… 続きを読む

バードマンは三兄弟が多いです

今日もちんたら遅い時間に工房に行ったのですが。
「あー、やっぱあんま人いねーなあ。」
てけてけ
「あれ、ミイ。どこ行っとったん?」
「ん、ちょっとその辺をぶらぶらしてきた」
「へー、その辺でぶらぶらさせてき(自主規制)

どうも、ネタに詰まってくると下ネタ率が上昇する男、三課長です。
人として最低ですね・・・

なんでも近日有名ゲームの続編が登場するそうで(市場情報)、ほお、と感心してたので今日は「続編」についての話でも。

続編、についてはまず2パターンあります。すなわち、元々予定されてたものと、人気が出たから作られるもの。もちろん、両方もありますが。
このうち、人気が出たから作られるものは色々と問題が出ることが多く、特に好きでない作品だと見てると面白いです。おいおい、もうハッピーエンドにしちまったよ、とか、最強の敵倒しちゃったのにこれからどうしろっつーんだ、とスポンサー側から無理言われた製作サイドの悲鳴が聞こえてくるようです。面白いところでは映画ハムナプトラ。これ、日本の宣伝サイドが原題の「THE MUMMY」より舞台になっている都、ハムナプトラのほうがいい語感だと付けた邦題なんでしょうが、人気が出て続編が作られたがために、映画「ハムナプトラ2」ではハムナプトラが出てこないと言う素敵な事態に。
また、続編が予定されてたものもなぜか三部作が好きなものが多いです。スターウォーズしかりロードオブザリングしかりマトリックスしかりロマサガしかり。スターウォーズなんか4作目出ると思ったら新三部作ですからね…。別に二部作でも千八十二部作でもいいと思うんですが。

鳥コンも人気落ちてきたようですし、そろそろ続編に移った方がいいかもしれませんね。<b>「あの『鳥コン』が帰ってきた!プラットフォームの高さは50Mに!新記録続出か!?また新たに人力ロケット機部門新設!対岸はもう当たり前!目指せ大気圏脱出! 装いも新たに『鳥コン2 琵琶湖大橋を封鎖せよ!』明日9:03ON AIR!」</b>
バードマンニッキは続編無理だろうな…人気ないし。

ぁ、そうそう、忘れてました今日は鳥コン放映日です。今年は阪神戦で潰れたりはしないと思うのでどうぞ見てください。ペラ機はどうなったか非常に疑問ですが。 続きを読む

市場いじり強化週間

そういえば工房の日記に昔、市場がクイズを出してましてね・・・
「興奮すると五倍以上に膨張する体のある器官はどこでしょう?」
とかってやつです。
みんな分からなかったのか、私みたいにアホやなあと呆れてたのか、もしくはミイから何らかの圧力がかかったのか、定かではありませんが、誰一人として答え書いてなかったのでわりと市場が可哀想におもえまして、ここで取り上げてみたんですが。

こういうのはわりと一杯ありましてね、例えば・・・
「女が濡れてくると男がさすものはなんでしょう?」
「若い頃は毎日のように使うのに年をとるにつれ使わなくなっていく最初が『ぺ』で最後が『ス』のものはなんでしょう?」
「『は、早くいけよ』
 『ぁ、あなたがいってよ』
 『よ・・・よし、いくぞっ』
 『ま、待って、一人でいかないで、あたしも一緒にいく!』
 『あ、あああああぁぁっっ!!!!』
 さてこれは何をしているところでしょう?」
とかね。
まあアホらしいの一言で片付く類のものではありますが、上手いこと考えたものだとは思いますね。まあ今のうちはネタとして済ませられますけども、年とっておっさんになったときにこんなクイズニヤニヤしながら若い女の子に出してたらそれこそセクハラで訴えられるから気を付けえよ?市場くん。
では窓の外でロケットランチャー構えてるミイから逃げないといけないので今日はこの辺で。アデュー♪

↓クイズの答え
   「瞳孔」
   「傘」
   「ペンケース」
   「始めて急斜面に挑戦するスキー初心者の二人」
続きを読む
プロフィール

三課長

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ