三課長のバードマンニッキ

京都大学バードマンチームShootingStars在籍時の、人力飛行機制作に打ち込むさまを赤裸々に綴ったブログ、 になる予定が自分の趣味丸出しになったブログです。 もとのブログが潰れて以来放置していましたが、なんとなく思い立ったので引越しして復活させました。修正・更新はしませんが良ければ御覧ください。 これで携帯にも対応です。 時系列順になっていますので、一番古い記事の人物紹介を一読頂くと他の記事がわかりやすいかと思います。

2004年09月

Time is money

ついにこの日がやってきてしまいました・・・休みの終わりであります。
まあ宿題がないだけ、ずいぶんましではあるんですが・・・

会社に勤めていて少ししか夏休みがない、という人にしてみれば、なにを泣き言いっとるかこの暇人どもめというところでしょうけれども、そうは言ってもまた明日から勉強の日々(になるかは人それぞれですが)が始まるかと思うと、憂鬱な気分は隠せないのが正直なところです。
ともかく今日が休み最後の一日、出来るだけ満喫したいところで・・・

午前0時
「おー、もう三十日か。」(当然のごとく未だ起床中)
午前10時半
「あー・・・やっと眠くなってきたなあ」
ZZZ...
午後4時
「・・・やあ、早起きしちゃった~。」
のったらのったら工房へ。
午後6時半
「ご飯行こうか~」
「最終日やし、何かいいもん食べようか?」
「ごめんけど~おれマック行くから」
「ん~、おれも家で食べる」
「・・・んじゃ残りで学食行こうか」
午後8時
「むぅ、こうなれば一人でカナート行ってパーッと買い物を!」
ぶい~ん
「何か暗いな・・・」
「あ、お客様、申し訳ございません、ただいま停電となっておりまして・・・」
「え、じゃあ買い物とかできないんですか?」
「ええ、レジの電源も落ちてしまっているのでちょっと・・・」
「そ、そおですか・・・」
すごすご
午後11時40分
「さて、バードマンニッキ書くか」
「あ、このテレビおもしろーい。クスクス・・・」

            完

多分これは夢ですね、起きたらちゃんと30日が始まるんですよ・・・
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学園祭

どうもご迷惑をおかけしました。幸い風邪もたいしたことなかったようで、これからまた頑張りますです。

先日のミーティングでは、今度の学園祭、November Festivalに出店するうちのサークルの模擬店の販売品目について、話し合いを行いました。去年ありえないくらいの善良店としておでん5品200円として売ったんですが、サークル総動員で種の仕込みに毎日午前様だったにもかかわらず、あまり利益は上がらなかった(確か時給に直すと100円を切ったはず)という結果で、サークル全員その後半年はおでんの匂いを嗅ぐのもいやという心の傷を負ったのは記憶に新しいところです。

そんなわけで今年はあまり仕込みのいらないものにしようという事で、「揚げ物全般」ということになりました。
・・・正味な話、ほんとに仕込みの手間がかからないのかはわりと未知数ですが、まあ去年のごとく午前二時まで百個単位の大根やたまごをぐつぐつと煮込まねばならないということにはならないでしょう。
まあ鶏肉を揚げれば機体も上がるってんで縁起はいいんじゃないですかい?

・・・ちなみに去年はリンダが看板持ってグラウンドを走り回るという宣伝方法をとりましたが、今年は一体誰がそれをやるのか、今から楽しみなところであります。・・・ちなみに当然私はパシリ決定です。 続きを読む

正直違いが分からない・・・

最近は翼の実験として、主材料であるスタイロの種類を変えてみようかなあと、色々試しています。厚さが一ミリ変わるだけで耐久性や重さがぜんぜん変わる部分ですが、厚さを変えるのはわざわざ型を変えたりせねばならないためなかなか手間もかかるということもあって、密度の違うスタイロを使えばよくなるんではないかという試みです。

現在使っているスタイロは一種類のみですが、いろんな種類を採用してみるというのは、なかなかいい考えなんではないかと思います。それぞれの特性を理解すれば、最大限効率的な利用が出来るだろうからです。
ベテランの宮大工ともなると、建物を建てるときに、この柱には、この床にはどの木がいいか、それも桧や杉といった種類だけでなく、木のどの辺の部分がいいか、といったところまで分かるんだそうです。長年の経験というのはすごいものですね。
加えて言うならば、飛行機を作る人間にだって同じことが言えます。切削、接着、組立、統括と、色々得意なことの異なる様々な人間が作るから良いものが出来るのではないでしょうか。
多様性というのは、細胞分裂から性生殖へと生物が進化する過程で得たもっとも重要な要素ですから、それをうまく使えば人力飛行機も、もう一段階進化を遂げられるのではないか、と期待しています。

「おーい、竹田。ヤスリって何番買ってくんだっけ?」
「とりあえず粗い60番くらいのと普通使う240や400あたり。」
「あいよ~」
テッテケテ~
「買って来たぞ。とりあえず粗いの40と60と100。一応180も買って来た。240と400はこんだけあればいいだろ。後細かい作業用に1000と2000もあるぞ。」
「え~、駄目やって、粗い奴は紙だと耐久性低いから布ヤスリじゃないと。あとどっちかっていうと80と120あたりがよかってんけど。」
「布も一応100と240があるぞ。あと、耐水ペーパー型の180と400もあるが、高いからあんまりなあ。」
「だめやって、布で40、60買ってこんと。あとぉ~、耐水ペーパーならもっと細かい500とか買ってこんと使いにくいんやけど」
「わかるかボケェ!」
「うん、ごめん」 続きを読む

円 広志は・・・

私的なことながら、今日から外国語の予備登録です。忘れることのないよう気をつけましょう。
しかし、こうも外国語を学ばねばならないというのも不便なものです。万国共通語があればなあとつくづく思いますが、言語の持つ地域独特性を考えると難しいところ。英語も今以上広まるのは難しそうですね。
唯一つ、万国共通たりえるものがあるとすれば、それはやはり音楽、ということになるのでしょうか。種類の好みはあれど、「音楽が嫌い」という人はあまり見かけません。単なる周波数の違う空気振動の連なりが、あそこまで心地よく感じるというのは、一種の奇跡であるようにも思えます。

そんな音楽、バードマンにぴったりのテーマソングになるのはないかなー、と考えてみたことはありませんか?完全にとはいかないまでも、バードマンにぴったりな曲というのを一度は考えてみたことはあるんではないかと思います。
真っ先に思い浮かぶのは赤い鳥の「翼をください」ですか。飛びたい、という気持ちをよく表している点ではこの曲が一番ですね。
中島みゆきの「この空を飛べたら」は、全部だとちと縁起が悪いんですが、サビの「ああ人は昔々 鳥だったのかもしれないね こんなにもこんなにも空が恋しい」は好きなフレーズです。
童謡ではやはり「勇気一つを友にして」ですね。太陽に向かってとんだイカロスの歌であるこの曲は、落ちたってことでは縁起が悪いと言えなくもないですが、逆に言えば太陽までは飛んだわけで。全体としては前向きな曲ですし、いいと思いました。
記念飛行前なんかはsomething elseの「ラストチャンス」がいいかなと思いました。審査に落ちたけれど、前向きに頑張る先輩たちの姿は、この曲によくあってたなあとと思います。

曲というのは主観が違うと解釈もかなり違うので、ここに挙げた曲は「え~」と思うかもしれませんが、そこは人それぞれ。各自自分に合った「バードマンテーマソング」が見つかるといいですね。

・・・まあ当然オチには「あの曲」が使いたかったのですが、これら立派な曲と比べるのはあまりにも失礼なのでやめときます。まあ雨漏りのテーマあたりがお似合かなあ、と。

初心忘るるべからず

今日本を読んでいたら、久々に「なぜ山に登るんですか?」「そこに山があるから」という発言を思い出しました。一年ほど前、サークル内でこの発言は誰がしたか知ってるかと聞いたら、誰一人知らなかったという衝撃の事態で、マロリー氏も浮かばれないなあと、あまりのショックで三日三晩寝込んでほとんど食事がのどを通らなかったのが思い出されますが。

これは一度聞くと頭に残る、非常に印象的な台詞だと思います。彼にとって記者の質問は全く意味がわからないものだった。彼にとって山に登ることは何か理由や目的がある行為ではなく、「登ることそれ自体」が理由であり目的であったわけです。そこに山があれば登るだろう、という当たり前のことを言っているだけに、この言葉は非常に意義深く感じるわけですが。

バードマンに当てはめてみても、この言葉は非常にかっこいいのですよ。
「なぜ飛行機を作るんですか?」「そこに空があるから」
ってな感じで。
しかし現実は・・・
「なぜスライスを作るんですか?」「いや、ブロックあったから」
「なぜリブを作るんですか?」「ん~、スライスできてたから」
「なぜ飛行機を作るんですか?」「あぁ、部材揃ったし」
・・・間違ってないんですけどね、何かこう、夢がないっつーか?
プロフィール

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