三課長のバードマンニッキ

京都大学バードマンチームShootingStars在籍時の、人力飛行機制作に打ち込むさまを赤裸々に綴ったブログ、 になる予定が自分の趣味丸出しになったブログです。 もとのブログが潰れて以来放置していましたが、なんとなく思い立ったので引越しして復活させました。修正・更新はしませんが良ければ御覧ください。 これで携帯にも対応です。 時系列順になっていますので、一番古い記事の人物紹介を一読頂くと他の記事がわかりやすいかと思います。

2004年10月

都合4ヶ月

いやあ、なんと今回ですね、バードマンニッキもめでたく
祝!!100回!
でございますですよ。いやあ、長かったですねえ・・・。

ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたよ・・・。メンバーのいじめに耐え、度重なる批判を甘んじて受け、睡眠時間を削り、病を押して書き続けてきた・・・やめようと思ったことも一度や二度じゃありません。
初めてぇ、自分で自分を褒めたいと思います!
・・・あー、こけちゃいました。

しかしまあ、こらえ性のない私がこうも長く書きつづけてこられたのは、ほんとに皆さんのおかげだと思っています。今後とも末永くご愛顧・・・とはいかないまでも、見捨てずにいてくれれば幸いです。

さて、記念すべき100回ということでですね、なんかやろうかなーと思いました結果、次回、101回目のネタを皆さんに選んでもらおうかと。
・・・最初はネタを募ろうかと思ったんですけどね、そんなこというと捻くれ者揃いのうちのサークルは「ホメオスタシスとアポトーシスの関連性」について書けとか無茶なことを言ってくるに決まってるんですよ。そもそも前やった読者参加企画で明らかなように、極めて反応が悪いですからね~、面倒なのはやってくれないと思いまして。まあ数字選ぶくらいなら参加してくれるんではないかと。
なので下から選んで掲示板にでも書いてください。頑張って話考えますので。

1、大吉松帝国記
 ・・・ついに権力を手中に収めることになった女帝吉松ユカ。しかし、帝国の行く手にはまだまだ暗雲が立ち込めていた・・・。歴史超大作がついに登場!

2、バードマンちょっといい話第六話 竹田編
 ・・・石川生まれ石川育ち。純粋な心を持った青年がバードマンに巻き起こすハートフルストーリー。今宵感動をあなたの元へ・・・

3、梅密の恋愛論ニッキ
 ・・・バードマン、いや、京都大学一クールな男梅原密太郎。今回は秘密のヴェールに覆われた彼の恋愛テクニックをついに後悔公開。驚愕の技の数々を見逃すな!


うわー、適当に考えたけど大丈夫かこれ。2とか無理くさいような・・・
ちなみに、4の・・・とかってお約束はなしですぜ。 続きを読む

「三課ちょー、カムバーック」位誰か言ってよ

風邪を引くとだるくて辛いのは皆さん同じかと思いますが、最近ではその辛さにも慣れつつあるあたりが嫌な感じです。人って一人でも生きていけるんですね・・・

でも実際のところどうなんでしょうね、人力飛行機なんかも一人で出来るもんなんでしょうか。
例えばうちなんかは現在実働十五人、んで一年で作ってるわけですから、単純計算、一人でも15年あれば作れる、ということになりますけども。
でもこれには難色を示す人が多いでしょうねえ。まず資金面で、えらい金がかかりますし、知識面でも多様な部所に分かれているのを一人でカバーするのは難しいでしょう。そして何より、様々な人々が積み重ねた歴史があるじゃないですか・・・僕らの礎にはそんな人たちの努力があるんですよね・・・(←OBの皆さん注目~三課長がいいこと言ってますよ)

まあ実際、まず二人いないと桁すら持てませんからね、やはり一人だけで、というのは無理なのかもしれないんですが。
ただ、考えてみると世の中の作業というのはすべて、各個人の作業の集積であるわけで。この間の交流会のときも、居残りだった竹田は(いじめじゃないですよ)一人でリブを作ってくれていましたし。そういうのでなくても、例えば前述の桁持ちや試験飛行も、一人一人が持って保持したり、走ったりという作業の集積な訳です。当たり前じゃないかとおっしゃられるかもしれませんが、でも「十人で物を作った」と「十本の指で物を作った」では、同じ十の集合でもだいぶ趣が異なるように感じられませんか?全員が異なる意識の元に作業している以上、それは「皆での作業」ではなく「同方向の個々の作業のあつまり」になってしまう。
映画や小説なんかでは人が情報連結して一つの意識を共有することで完全な連携を実現する、なんてのがありますが、私たちは別々の意識を持つ以上、やはり突き詰めると「一人きり」なのではないかとも思えます。・・・わー、なんか偉そうな事書いてる~

しかし、実際世の中には愛の共同作業くらいしか共同作業はないとはいえ、だからこそ各個人が主役になれる、ということなんではないでしょうか。工場のラインの機械の一つというのではなく、一人の意思ある人間として、自らの作業で作り上げることが出来た、と誇ることが出来る。それは人が一人であるからこそだと思うんです。・・・わー、なんかかっこよさげな事書いてる~

ま、そんなわけで誇りを持って、一人きりで風邪と闘い、バードマンニッキも更新してますですよ。ゴホゴホ。

Animal powered

眠いなあ・・・。
そろそろ一時間目に出るのが厳しくなってきましたねえ。春眠暁を覚えずとは言いますが、真に布団から出たくなくなるのはこの時期な気がします。うちのサークルでもそろそろ、もこもこした人が出てくる頃ですね~。

先日、科学雑誌など読んでいたら、ロケット関連の話題が載っていまして、世界初の人工衛星スプートニクなんかが載ってたんですが、その二号には犬が乗せられたという記事を見まして、そういやそうだったなあと久々に思い出したんですが。
世界で最初に宇宙に行ったのはイヌ、というのは考えてみれば最もな話で。イヌにはかわいそうですが、最初から人間を飛ばすなんてなにがあるか分からないから非常に危険ですし。
でも、羽を持つもの以外で最初に空を飛んだ動物は、人間なんですよね。操縦の必要があったとはいえ、これはすごいことに思えます。勇気ある行動ですね。

しかし逆に考えると、今の技術ならコンピュータ制御とかで操縦なしでも飛ばせるんではないかと思うのですよ。
つまり、私たちがしようとしているのはバード「マン」、人を飛ばそうという挑戦ですが、何分、人は重い。そこをもっと軽い動物にすれば、もっと長距離を容易に狙える機体が作れそうな気がしませんか?
犬や猫なら機体総重量は20キロを切る物が作れるでしょうし、もっと小さい動物、例えばハムスターなんかを使えば、相当に軽い機体が作れること間違い無しです。よく見かけるあのハムスターがくるくる回すやつなんかを取り付けてですね、ちゅーちゅー言いながらカラカラと回して飛んでいくわけですよ・・・・・・かっ、かわえぇなぁ☆

まあ実際には軽くなるとその分風に弱くなっちゃいますし、自動操縦もなかなか難しい技術ですが。でも、中には私たちと同じように、大空を飛びたいと思っている動物もいるんじゃないかなあとも、思ったりするのです。

ですがまあとりあえず、風や技術面よりも最大の問題は、動物愛護団体の猛攻をいかに回避するかが最大の難点となりそうですけれども。

便利屋三課

「あぁ会長、あなたはどうして会長なの?」
「いや、あんたのせいやろ」
「そうですね・・・」
                      新鳥社刊「会長と下僕」より抜粋

ウメツも掲示板に書いていた通り、京大吉田南キャンパスにローソンが進出するそうです。吉田南キャンパスといったらバードマン活動場所のある、超至近距離なのですが、はっきりいって今日新聞で見るまで全く知らず、まさに寝耳に水でした。でも、一体どこに建てるんだろう・・・
実際は、生協の購買は品揃えも値段にもそれほど不満はないのですが、まあ結果としてサービスの質がよくなるのならそれもありなのかもしれません。今までは確かに殿様商売な所はありましたし。コンビニのほうも、ATM等の新設備が出来るのは割とありがたいです。

しかし、便利になるのはいいのですが、その流れを喜んでばかりもいられない気はします。世の中が便利になるのに反比例して、その代償が出てきているのも事実ですから。
コンビニが現れてから、人は料理が出来なくなり、栄養に偏りがでて成人病が増えているのはよく言われることですし、便利な自動販売機は、その電気だけで発電所一基分の電力を食い潰すんだそうです。
とはいえ、そんな大げさなことを言っても、いまさら石器時代に戻れるわけもなく。便利さは私たちにとってなくてはならないものとなってしまってはいますけれども。ただまあ、エアコンの効いた部屋で夜更かしするよりも、暖かい布団に包まってぐっすり眠るほうを選ぶような、そんなゆとりある人間でいたいものですね。

うーん、コンビニですか・・・。二十四時間営業でスタイロやバルサウッドやカーボンクロスを売っててくれるとすごくバードマン的には助かるんですがねえ・・・これからの時期ゆとりがなくなってくるから・・・ 続きを読む

バードマンちょっといい話 第5話

京大バードマンの誇る最大の天才にして変人、リンダこと林田高志。
「な~に言ってるんすかぁ」「いややわぁ~」など独自の言語感覚はその面白さを理解するのにしばらくかかります。それゆえ、あまりその真価を評価されることが少ない彼ですが、その実、彼は非常に常識的で思慮深い人間であるということはなかなか知られていません。

彼がテレビゲーム好きなのは有名なことで、すでにスターオーシャンもレベル140というやりこみようです。加えて最近は朝バイトをすることも多いそうで、学業、サークルも合わせて割と多忙な生活を送っています。しかしそれでいながら、サークルを休もうという発想は彼にはありません。一応うちは自由参加な訳ですから、バイトのある日くらいは無理しなくてもいいとも思うのですが・・・。加えて、彼は下宿先が近いこともあって、ちょっと人手が欲しいときについつい呼んでしまうんですが、そういうときでも快く来てくれますし。片平と並び、三月中にサークルを訪れるほどの熱心さ、プログラムを使いこなすその頭脳はサークルにとって不可欠ですが、何よりそのやる気が、うちにとって最も必要なものなのかもしれません。

数ヶ月前のことです。当時次期機体の方針について何かと揉める事の多かったうちの代ですが、特に揉めたのが次期翼の設計者で、求められる知識と熱意のレベルの高さから、なかなかやり手がいなかったのですが、そんなときに颯爽と立候補したのがリンダでした。しかし彼は本来の役職はペラ担当です。そちらに影響がでることも懸念されましたから、本当にいいのかとそれとなく聞いてみたことがあるのですが、
「うん、元々やってみたかったし。それに、やっぱねー、いい物を作る上で一番大切なのは、団結力だと思うから・・・。」
と語った彼には、いつもとは違う頼りがいを感じたのを覚えています。

うちのメンバーの中で最も浮いているようで最もうちらしい男、それがリンダなのかもしれません。
全く、梅密や市場がベタ惚れなのも頷けますね♪
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プロフィール

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